これぞまことの江戸の花/うなぎ喜代川5代目ブログ

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これぞまことの江戸の花

こんにちは。喜代川です。

船揃.jpg

本日は国立劇場にて長唄杵勝会の舞台でした。

三味線で 風流船揃(ふうりゅうふなぞろい) に出させていただきました。

冒頭のフレーズはこの船揃からの一節。

「そもそも船の始まりは~」で唄い出す、船づくしの曲です。

筑波根の 峯より落つる水筋も 

 積りつもりて 秩父より 清く流るる隅田川 

 上げ汐に 佃佃と急いで押せば 

 また上手から二挺三味線弾きつれて ~

川の情景が思い浮かぶ素敵な描写ですね。

見事な酒は多けれど 聞いてびっくり まるで三杯 

 飲んだ盃つい ついついのつい~

どうやら舟遊びはお酒もすすむようです(笑)

乗りしお客の気も浮かれ 五ウチエイパマカイ 払って 一拳押さえましょ~

おやおや拳を打ち始めました(笑)

拳うちやめて踊るやら扇鳴らして唄うやら しどもなや~

あら。拳うちのあとは唄・踊りですね(笑)

賑おう 隅田の川面は 

 これぞまことの江戸の花栄うる御代こそめでたけれ~

この一フレーズにこの曲の全てが表されていると思います。

隅田川はこんな風にしてにぎわっていますよ、このにぎわいこそが江戸の花ですよ、

という唄です。

いかがでしょうか。江戸時代の船遊びの情景が目に浮かびませんか?

夏らしく風流で、涼しげです。

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今までただ好き、というだけでお三味線のお稽古をしてきましたが、

この道50年以上のうなぎ職人さんによりますと、

「4、50年前はどこのうなぎやだって三味線の音が聞こえてたもんだ!」 とのこと。

どこのうなぎやでも、とは語弊があるかもしれませんが

少なくともそんなに珍しいことではなかったようです。

これもある意味「お江戸うなぎ文化」の一部でしょうか。

ならば一層お稽古にも励まなくては。

ゆかたまつり.jpg

杵勝会 ゆかたまつり 

7月15日(日)10時半開演 月島社会教育会館 入場無料

3番目 俄獅子 に出させていただきます

うなぎを食べて元気な夏を!

うなぎ喜代川 5代目若女将 ご予約. 03-3666-3197
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