プロジェクトK チーム紹介 解体 ④/うなぎ喜代川5代目ブログ

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プロジェクトK チーム紹介 解体 ④

こんにちは。うなぎ喜代川です。

 

解体中の「霧子の間」の床の間よりすごい物がでてきました。

畳の下に敷いてあったそうです。

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昭和9年の東京朝日新聞です。

東京朝日新聞とは現朝日新聞の前身で、明治期には夏目漱石や石川啄木が在籍していました。

 

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満州帝国の公債募集をしていたり、

 

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6年前(昭和3年)に開場した浅草松竹座ではエノケンの国定忠治をやっていたようです。

 

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芸妓連れの心中事件など。文体やかなづかいがまるで文芸作品のようです。

劣化ヤケに80年の歴史を感じます。

 

現場監督も思わず手をとめて読み入ってしまったとのこと。

確かに、単にアーカイブを見るのではなく『発掘』されたという点で興味が増します。

私も時を忘れて読み入ってしまいました。

これが現実だった時代に、この部屋で畳替えをしていたんだなと想像すると感慨深いです。

喜代川埋蔵品として、額にいれて飾ったらお客様にもおもしろいかしら。

 

今年で創業140年 うなぎ喜代川 5代目若女将

 

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