こんにちは。喜代川です。

『三省堂国語辞典』の編纂者でもあり、日本語学者、
NHK教育テレビ「どうも!にほんご講座です」の講師をなさっている飯間浩明先生が
手前どものことをとりあげて下さいましたのでご紹介いたします。(ご本人承諾済)
⇒https://twitter.com/IIMA_Hiroaki/status/464044589788045314
先生方の編纂する『三省堂国語辞典』第7版には「う」という項目があり、そこには
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う(名)
←うなぎ。「―巻き〔=ウナギをたまご焼きで巻いた料理〕」〔店の看板に
「う」とだけ書くこともある〕
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と説明してあるそうです。このように説明するからには、「う」と書かれたお店
の看板の例をなるべくたくさん集めておくことが必要で、常々注意なさっていたところ、
NHKテレビで手前どもが「う」の看板を掲げておられるのを見られたそうです。
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言葉の研究者というのはこのように日常から言葉を採集する感性をお持ちなのですね。
感激しました。見つけていただいただけでも光栄ですのに、
スケッチも素晴らしいのでみなさまにご紹介させていただいてけることができ嬉しいです。
昔の映画などでは、この「う」はよく使われていますが最近は減ってきたようです。
「一文字で表すのは、奥ゆかしい方法だと思います。ぜひ残していただきたいと存じます」
とのお言葉をいただきました。
手前どもが「う」を残すことが辞書の例の小さな一つにでもなるかと考えると
大げさかもしれませんが、急に日本語の歴史を守る任務を仰せつかっった気がして誇らしいです。
「う」の看板は絶対に変えません。
飯間先生、ご考察ありがとうございます。
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