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プロジェクトK チーム紹介 大工①
プロジェクトK チーム紹介 屋根 ④
こんにちは。うなぎ喜代川です。
屋根です!晴れた今日、ついに屋根瓦を全て撤去してもらうことができました。
喜代川の屋根は昭和2年の建築時からほぼ手つかずの状態でした。
よって、瓦と瓦は当時の手法のまま土で重ねてありました。
戦争を挟んだ長い年月の中でたまった煤がすごくて、屋根チームの顔も炭鉱夫のような煤だらけに。。

こちらは鬼がわらです。
劣化により崩れてしまったものもいくつかありましたが、この4つはほぼそのまま取ることができました。
一番右のものだけは新しいので、恐らく過去に修理をしたときに換えたものだと思われます。
残りの3つは昭和2年当時のものです。
「ずっとここ(喜代川)にあったものですから、これからもここにいてもらったほうがいい」
という建築士さんの言葉により、修繕後もなんらかの形で残そうと考えております。
庭師さんと相談して、中庭か玄関などに飾りたいです。
ずっと店を見続けてきた守り神ですね。
今年で創業140年 うなぎ喜代川 5代目若女将
プロジェクトK チーム紹介 解体 ④
こんにちは。うなぎ喜代川です。
解体中の「霧子の間」の床の間よりすごい物がでてきました。
畳の下に敷いてあったそうです。
昭和9年の東京朝日新聞です。
東京朝日新聞とは現朝日新聞の前身で、明治期には夏目漱石や石川啄木が在籍していました。

満州帝国の公債募集をしていたり、

6年前(昭和3年)に開場した浅草松竹座ではエノケンの国定忠治をやっていたようです。

芸妓連れの心中事件など。文体やかなづかいがまるで文芸作品のようです。
劣化ヤケに80年の歴史を感じます。
現場監督も思わず手をとめて読み入ってしまったとのこと。
確かに、単にアーカイブを見るのではなく『発掘』されたという点で興味が増します。
私も時を忘れて読み入ってしまいました。
これが現実だった時代に、この部屋で畳替えをしていたんだなと想像すると感慨深いです。
喜代川埋蔵品として、額にいれて飾ったらお客様にもおもしろいかしら。
今年で創業140年 うなぎ喜代川 5代目若女将
プロジェクトK チーム紹介 解体③
こんにちは。喜代川です。
まだまだ崩します、解体チーム。
最終的に曳家さんに建物自体を持ちあげてもらうのでかなり崩しておく必要があるのです。

1階テーブル席です。
お客様目線で。入口から入った光景はこんな感じになっています。
厨房との仕切りの壁も崩し、天井も格子状になりました。

なんと。こちらお手洗い。
壁と扉を取ったので丸見えです。水道は止めているのでもちろん使えません。

あられもない姿のお部屋。
畳を取り、壁もとり、下の床もとり、地面がむき出しとなりました。
周りにビルが建った時の影響と思われる地盤沈下への補強!?らしきものがしてあったのですが
なんとまぁ石を突っ込んだだけの状態の部分がありました。それで建物を支えていたかと思うと
かなり危険な状態だったそうです。

耐震対策のため壁は作りなおしますが、柱はそのまま使います。
よって、木の繊細な部分の崩しは今後大工チームに引き継ぐことになっています。
建物持ち上げの日に向けて、どんどん軽くなってまいりました。
今年で創業140年 うなぎ喜代川 5代目若女将
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